東大卒の伸び悩む後輩が「褒める」だけで成長し始めた

お仕事・雑記
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昨年、東大卒の後輩K君が入社してきた。

「東大」という肩書きは、プラスの評価もマイナスの評価も増幅させる効果がある。
「さすが東大」と言われるか。
「東大でこれ……?」と言われるか。

K君は、いわゆる「天然」というやつで、不用意な行動、言動による失敗が多いと噂になっていた。おそらく「東大でこれ…?」パターンだ。

まだ定時になっていないのに、
「親戚とご飯食べるので直帰します!」
と言って怒られたり、

「この荷物、発送をお願いします」
と頼んだ相手が、めっちゃ偉い人(客先の役員)で、平謝りする羽目になったり……

 

そんな中、彼の指導係*に任命されたのが

私、ゆーたろである。


*仕事の絡みが少なめの先輩が、第三者的立場から指導する、という社内の制度。

半年くらい、彼に対して様々なアドバイスをしたが、目立った効果はなかった。不可解な行動はだいぶ減ったものの、K君が本来もっているスペックは活かしきれていないように見えた。

 

11月、珍しく一緒の仕事になったとき、出張先でK君に聞かれた。

ゆーたろさんは新人の時、どんな風に仕事をしていましたか?

…思い返せば、私の頃は就職氷河期で、入社後の競争も激しかったから、必死だった。

「できます!やらせてください!」っていう、割と意識高い系の新人だった気がする。意見が合わない先輩とは激論を交わしたし、仕事が適当な先輩のことは陰でdisりまくっていた。(若気の至りとして、今は反省している)

入社2年目が、特に忙しかった。
徹夜で仕事をして、朝になったのを気づかず遅刻をしかけたくらいだ。

K君はこの話を聞いて、続けた。

自分、まだまだ甘いですかね?

「正直甘いよ」と言いたいのをぐっと堪えた。

(褒めて伸ばせ…褒めて伸ばせ…自分だってその方がうれしかっただろ…)

K君は入社した時からだいぶ成長したと思う。K君の能力があれば、きっともっと難しい仕事もできるよ。ただ、仕事は自分から取りに行ったほうがいい。なんでか分かる?

K君は能力があるのに、まだまだ輩たちに伝わっていないんだよ。

仕事を振る側は、その人の能力を評価して、相応の仕事を振りがちだから、与えられたことだけをやってると現状の評価を大きく超えられないわけ。

おすすめは先回りしてやること。やっといて、って言われた時に「実はもうやってました」これで、評価爆上がり。

人が評価されるのは、期待を上回ったとき、って相場は決まってるんだ。

俺は指導係やってみて、K君まだまだこんなもんじゃないって分かるよ。自分なりの考えを持っているし、質問の着眼点もいい。

ここら辺でもう一皮むけていこう!

こんなアドバイスで、本当に彼は成長するだろうか……

 

~1ヶ月後~

 

時は2019年12月末。
私は「この報告書を完成させたら冬休みだ!ポケモンだ!シャドバだ!」
と、意気込んでPCを立ち上げた。

 

……あれ?なんだこのファイル…

報告書が完成……している……???

 

その時、メッセージアプリの通知が鳴った。K君だ。

「ゆーたろさん、報告書、自分でも出来そうだったんで挑戦してみました。お時間よろしい時に、添削お願いできますか???」

 

こいつ、成長してやがる……

2020年のK君に期待

 

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