【感想】ライブに行って泣く男(ゆず/back number)

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ライブっていいね!

5/7(土)ゆず「YUZU ARENA TOUR 2022 PEOPLE ~ALWAYS with you~
7/10(日)back number「SCENT OF HUMOR TOUR 2022

※軽くライブのネタバレがあるので注意

 

思い返すと最後にライブに行ったのは2014年、GLAYの20周年に合わせて行われた「GLAY EXPO 2014 TOHOKU 20th Anniversary」以来だった。

私は音楽が好きではあるのだが、ライブには人に誘われないと行かない。好きなアーティストであっても、曲を全部知っているわけでもないし、その人達のバックグラウンドや曲に込められた意味まで詳しく知っているわけではない。要するに「にわかファン」だ。何となくライブには熱狂的なファンがいて、その中に混ざったら温度差を感じてしまうような気がした。だから、自分からライブに行こうという気概のある友人に誘われないと、何となく行きにくかった。そんな自分だったが、実際に行ってみたらすごく楽しめたし、感動した。昔行った時よりも良かったかもしれない。

コロナ対策ライブは自分に合っている?

なんとなくだが、コロナ対策が施されたライブは、私には合っているような気がする。以前のライブは、アーティストが出てくるなり名前を叫んだり、キャー!みたいな声がたくさん上がったりしていた。私は声を上げるのが少し恥ずかしかったし、そこまでの熱量がなかったから、ここで周囲との温度差を感じていた。

でも今は叫ぶことができない。拍手をしたり、手を振ったり、そういうジェスチャーで盛り上げるしかない。大多数のファンは物足りないと思っているだろうが、私はそれくらいが心地よかった。拍手なら、手を振るなら自分にもできる。何となく周りと一緒にライブを楽しめている、そんな感じがした。

また、アーティストも観客の体調にすごく気を使ってくれる。
「マスクしてて暑いよね?」
「水分とってね」
「疲れたら座ってもいいんだよ!」

私は長時間立っているのが結構きつい(反り腰と運動不足のせいだから自業自得)ので、こういう声かけはすごく助かった。

意外に座って聴いてみると曲自体に集中できるし、バラード系は座る方が楽しめる説もある。

ゆずのライブ

ゆずは物心ついたころから聴いていたので、曲と思い出がリンクしている。「帰りの電車で聴いていたな」「大会の前はこれだったな」「友達の家で徹夜桃鉄したときのやつだ」。新アルバムの曲がメインではあるのだが、たまに差し込まれる懐メロがすごく心に響いた。

一番やばかったのは、歩行者優先(2004年) のイントロが流れた時で、あまりの懐かしさに涙が出た。特別な思い入れがある曲というわけではなかったが、新しめの曲が来ると身構えている中、突然幾度となく聴いた曲のイントロが流れてくると、人は泣いてしまうということが分かった。ちなみに私の会社の若手は、サヨナラバスですら知らないらしい。じぇねれーしょんぎゃっぷ。

ゆずのライブの特徴としては、トークや演出が結構多めに感じた。おじさんが少年のように楽しんでいるのを、彼らより年下の我々が母親のような目で見守っているような、そんな雰囲気だった。終始「俺の方が全然若いんだよな」って疑うレベルで、45歳でもこんなに若々しく、楽しく、少年のように生きてていいんだ、と勇気をもらえた。自分年取ったな、と感じている人達にぜひ行ってほしい。まだまだいけるぞ。

 

back numberのライブ

back numberのライブはゆずとは対照的に、トークが少なく、歌う曲が多い。ゆずは18曲だったのに対し、back numberはアンコール込みで23曲歌っている。また、昔のメジャーな曲もたくさん歌ってくれたので、ベストアルバムを聴いているような感覚で楽しめた。

個人的にはベタだが歌詞も相まって水平線が好きなので、歌ってくれたのがうれしかったし、ちゃんと曲への入り方も考えられていて、歌詞もスクリーンに映してくれて、ここで泣いた(2度目)。確実に涙もろくなってもうてます。あとは怪盗とかエメラルドの演奏がすごくかっこよかったな、って思った。

back numberの歌ってとても素敵だけど、1曲1曲がちょっと重めで胃もたれするので、2時間半聴き続けたら帰りの車の運転が少ししんどかった。また胃もたれしに行きたい。

 

最後に

BUMP OF CHICKENのライブチケットが一生当たりません!訴訟!

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