会社で勝手に「在宅ワーク」を推進した話

弊社の後輩シリーズ
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コロナウイルスで有名になった「在宅ワーク」
私は在宅賛成派だが、いわゆる口だけマンだった。

実際に動き始めたのは昨年のこと。
きっかけは、後輩Dさんからの相談だった。

 

ゆーたろさん、私、妊娠したかもしれなくて…体調を考えると出張が不安です。忙しい時期なのに、こんなこと言ってすみません。

おめでとう!しばらく出張はやめよう!

こっちは何とかするよ!

 

後輩が抱く「罪悪感」をやわらげる言葉

Dさんは超優秀責任感が強い子だ。
そのせいもあり、強烈な罪悪感を感じていた。

体調が優れない不安もあっただろう。

 

(なんて声をかけよう…)

こういうとき、男は役に立たない。

 

無駄な出張、無駄な出社。

見直す絶好の機会じゃん!

幸いなことに、「家でできるわコレ」が口ぐせの私。
絞りだした言葉だが、嘘でないことは確かだった。

 

Dさんが今できる仕事が、

イコール「在宅でできる仕事」だよ!
Dさんができることををやるだけで、そのまま作業の洗い出しになる!

俺らの仕事、どうせ3年以内には大半が在宅ワークになるよ。

俺らで時代の先端を行っちゃおう!

 

電話口で泣く後輩にかけた言葉。正直、その場しのぎではあった。

でも言ったからには、行動を始めなければ。

 

「在宅でいい仕事」が山のようにあった

とりあえず、Dさんの在宅ワークを上司に事後報告した。(屑)

 

すいません!Dさんに在宅の許可出しちゃいました!

権限ないのにすいません!(てへぺろ)

まあいいよ(笑)

 

その日から、出張先の私と在宅Dさんの連携プレーが始まる。

 

ゆーたろさん!お客さんにこれ説明しないといけないです!

資料を用意したので、先方の責任者と打ち合わせお願いします!

サンキュ!いってくるわ!

 

出張先の私にしかできなかったのは
極論「お客さんとのコミュニケーション」しかないことが判明した。

 

まあ、わかってはいたのだが。
実際に行動しなかった自分が悪い。

 

きっかけをくれたDさんに、すごく感謝している。

 

「成果主義」に耐えられるか

「通勤時間分働く」だけで、毎日1時間浮く
やらない理由がない…と思うのだが、やっぱり課題もある。

 

在宅ワークは「成果主義」のもとに成り立つ。
仕事をしたことの証明責任が、生じるからだ。

 

そのプレッシャーに、果たして耐えられるだろうか。

 

今日はやる気がでないなあ

そんな時「サボらない」自信は、残念ながら無い。「サボれるから在宅」という考えには、実は大きな落とし穴がある。

意思と能力がなければ、在宅ワークの波にさらわれてクビになるかも

 

 

心から在宅ワークを推進できる人間になれるよう、日々精進

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